３人ぶらり旅～お好み焼き屋さん編（放課後デイ）

 『う・ん・ま・い！！』お好み焼きを一口食べた後の、子供の一声・・・その一言で店内は笑顔でいっぱいになった。

　放課後等デイサービス事業で実施した、いわゆる『お出かけの練習』。岩国市役所の近くにある我道というお好み焼き屋さんにTくん、Hくん、廣澤の３人で出かけました。

　目の前の鉄板で焼かれるお好み焼きを興味津々に覗き込み、出来上がりを楽しみにカウンターのテーブルで待っていました。Hくんは、待っている間に箸やおしぼりを準備し、Tくんは、じーっと鉄板の上で焼かれるお好み焼きを見つめていました。後でTくんに聞くと「お腹が減っていた」とのこと。

　いつも賑やかな子供たちが食べる間だけ・・・（！？）めっちゃ静か！！だって、食べるのに忙しいものね。

Tくんは、「ひろさわせんせい、僕まだ食べれるよ！！」と、頼もしかったな～。

　食べた後は、それぞれのお財布から店員さんに代金の支払いをしました。私は「お店で食べたから、ちゃんとお金は払わないとね・・・」と子供たちに話しました。

　Hくんは、残ったお釣りを台に広げ残金を確認していました。Tくんは手際よくお財布のチャックを閉めお財布ポーチを首にぶら下げました。

　初めての３人でのお出かけ、楽しかったな～。日頃センターでは見ることができない子供達の様子を見ることができ「なんだ、ちゃんとできるね。かっこいい！！」

　しかし、帰りの車中で、一つ思い出したことがあった。「？？？」（これ、私の頭の中。）あれ！？子供たちは支払ったが、私が食べた分は支払っていなかった。子供たちのことで一生懸命だったのよ！！と一人で自分に言い訳をした。我道さん、ごめんなさい。　　By.Hiroko.H